ポソ宗教戦争(ぽそしゅうきょうせんそう)は、インドネシア中部スラウェシ州北東沿岸部の主要な港であり交通の中心であるポソで1998年末から2001年の末までに起こった宗教戦争の事である。
1998年末、ムスリムとキリスト教徒のあいだで抗争が勃発し、約1000人が死亡、数万人が避難民となった[1]。抗争の勃発は、ムスリムの少女がキリスト教徒にレイプされたという噂が原因だった。この抗争により、数千人ものムスリムとキリスト教徒が死亡し、60000世帯以上が避難したとも報告された[2] 。死者数、避難民の数は正確にはわかっていない。
2001年 12月、政府の調停で、ムスリムとキリスト教徒の和平合意(マリノ合意)が結ばれ、宗教抗争は急速に沈静化に向かったが、その後も緊張や組織的攻撃は依然続いている。2003年には、ポソ地区で覆面をした武装集団により13人のキリスト教徒が殺された[1]。2005年5月には、近くのテンテナの街で爆発があり、22人が死亡、30人以上が負傷した[3]。その数日後、同地区で2人の17才の少女が銃撃され、殺害されている[4]。更に2005年10月30日には15才の少女と2人の17才の少女が首を切断されるという事件が発生した[5]。この事件では2006年と2007年に3人の男が逮捕され、有罪判決を受けている。
インターネットの動画共有サイトに、ポソ宗教戦争の凄惨な光景を撮影した動画がアップロードされた。ビデオには対立する宗教の住民の生首を掲げる民兵や、犠牲者の激しく損壊された遺体、リンチを受ける住民などが撮影されており、紛争がいかに凄惨なものであったかを物語っている。
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